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阿漕に30からも女というのなら。

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エゴスプリットし続ける自分も愛し、自我分裂快楽主義者としての自分を確立しよう。揺るぎ無い主義として。斜に構え心に浮かぶウタカタをしばし沈思黙考。音楽で清め文学に溺れる。どれもこれもホントの私。

ドルーグ(下)

レイプは絶対されたくない。「プレイ」じゃないレイプなんて冗談じゃねぇ、真っ平まっぴら。
私は叫ぶ、大声で「誰か、誰か助けてください」と。
叫ぶ、必死で、でも頭の中には、こんな絶望的な状況ですら冷静にコトを分析する私がいて、おい、ちょっと待てよと、この場合、ただ、助けてください、じゃ大衆心理が働くんではないかと、実に素晴らしい分析。或いは心理。すなわち、「誰かが助けるであろう、面倒な事には正月早々巻き込まれるなんて真っ平ゴメン」さと。そうさそうさ大衆心理だと。そして私は適当にかつ標識に目をやり個人名で名指しで助けを請うた。功を奏してか、一軒、おばちゃんが窓から顔を出してくれて、この恐るべき不利な状況を切りぬける。そうすっと人間なんて単純なもんで、「火」が気になりだして、次は「火」だな対処すべき問題はなんて、走って家に戻る。家はいつも通り。火なんて上がってねぇーし、一安心。早く消さないとだななんて思っているとあいつら3人が玄関前で待伏せていやがる。

「もう無駄だよ、ねーちゃん」

私はまた走り出す。近所のよく知っている裏道を走りぬける。目くらましの為に隠れてやり過ごしたり、隠れて戻ったりしながらバス通りに出た。
そこで同級生だったカシワノさんにあった。というか自転車を押して歩いてる女の人に声をかけると彼女だったってわけ。
彼女はどこかボンヤリで上の空。私は
「自転車貸して!人に追われているの。家は知ってるわ、後で返しにくるし、私よアイよ覚えてるでしょ!?」
「貸すのは構わないの…ただ…タダ ワタシ は カワリタイ の」
つぅーかナンなんだお前は。今、アンタがどう変わりたいとか知ったことじゃーないし、追われてるんだって、私は。
朦朧とした目でドロンとした目で彼女は喋り続ける。ワタシはイライラが頂点に達して
「貸してくれるの?くれないの?私は時間がないの」と詰めより、彼女の自転車に手をかけて走り出そうとする。将にそのとき、男達が私に追いついた。
by itsme.itsumi | 2005-01-10 21:36 | 夢日記

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