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阿漕に30からも女というのなら。

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エゴスプリットし続ける自分も愛し、自我分裂快楽主義者としての自分を確立しよう。揺るぎ無い主義として。斜に構え心に浮かぶウタカタをしばし沈思黙考。音楽で清め文学に溺れる。どれもこれもホントの私。

乱れて夢

私はタクシーに乗りこんだ、母と弟と一緒に。
教育的に好ましい、進学校、に向かって、この町を出るために。
でもどの町に行こうとしているのかは誰も知らない。
母は若く、私と弟も小さい。
私は前髪を眉の上できっちりと切りそろえ、そう、アルバムの中でも着ていたお気に入りの、胸にライオンが編み込まれているセーター、何故、気に入っていたかというと、肩から裾にかけてライオンのしっぽがしゅんっと別編みされていて、そのしっぽが立体的で、それが気に入ってて、あのセーターを着ている。
スーツケースを持つ母。
辺りは何故か荒野、後ろに大きな山が見える。
人の住んでそうな家なんか一つも見当たらない。
その荒野を切り裂いた、乾いた赤茶けた風景を割って、大きな二車線が走り、前からやっとのことでタクシーがやってきた。

私が前の助手席に座りこむ。
母と弟は後ろのシート。
座って、運転手の顔をみる。
難だかツルツルしていて、ああ、あのタケシが被っている被り物の顔にソックリだなと私は思った。
母が運転手に「この辺りで、よい教育を受けれるような町に連れてって頂きたいんですが」と行き先を告げる。
運転手は「もう少し行った隣町まで行けば、あると思いますが」みたいなことを言うのだけれど。
ニヤニヤしながら。
そして、私の太ももの間に手を入れてきた。
私は母にばれないようにその運転手の手に抵抗する。
幼い私でも、何だかその行為がすごくいけないことだと分かってる。
というか、幼い私でもって、考える能力は現在の私。
だから罪悪感。

ある程度走って、ある程度栄えた商店街。
そこで、私達親子とつるつるの運転手も車を降りる。
私が先に。

私が降りて、運転手が降りてきた。
そしてツルツルの運転手は、私の前に立って、私のクリトリスを下着の上から摘み上げてそのまま歩く。
スカートが捲くれあがって、でもつるつるはニヤついたまま手を離さない。
仕方なく私はそのまま歩く。
前を歩いている母に気付かれてはいけないと、母に背を向けて、後ろ向きに私は母と弟に着いていく。
つるつると並んで歩く。
つるつるはクリトリスを摘み上げたまま。
今は無表情。

母は、雑貨屋でツタで編まれたカゴを手に取っている。
私のスカートはまくれあがったまま。
白いぱんてぃ。
つるつるの顔の男。
埃っぽいばかりの町。
セピア色。
弟は無邪気に母に纏わりついている。
by itsme.itsumi | 2005-04-19 21:47 | 夢日記

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