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阿漕に30からも女というのなら。

itsmeitsum.exblog.jp

エゴスプリットし続ける自分も愛し、自我分裂快楽主義者としての自分を確立しよう。揺るぎ無い主義として。斜に構え心に浮かぶウタカタをしばし沈思黙考。音楽で清め文学に溺れる。どれもこれもホントの私。

答えは。

週末の二日間、へべれけに飲んでみたりであった。
酒が入ると、当然に薬が摂取できず、短く質の悪い睡眠しか取れず、ベッドに横たわりっぱなし。

やっと、ウトウトとまどろんできたところで、今夜の約束をしていた知人から電話がかかってきて、一瞬にして現実に取り戻され、でも、うまくクリアーな思考回路が繋げないままに会話を終えてそのまま眠りにつく。と、知人に酒と一緒にサラダ油を買ってきて、と頼まれた事が夢だったのか、電話でそう言われてのか、記憶が曖昧で、起きてから確認のメールをし、「夢です」と返事が返ってきた。

酒が絡むと現実感が、ほら、この通り希薄なものとなる。

やっとクリアーな思考が出来る頃になって、改めて思い出して反省と評価と結果を綴る。

自分は何故故にかこれほどまでに幸福感で満たされる事に酔いきれないのだろうか。浸れないのだろうか。空々しく感じてしまうのだろうか。
愛される喜びを素直に甘受しきれない。
多分、人の気持ちが移ろいやすいものだってことに、嫌と言うほど突付けられてきたから。

いくら、身体を愛されようとも、ああ今の私はどんな表情をしているのか、あえぎ声は可愛く且つ可憐に空気を振動して伝わっているだろうか、などそんなことばかりが頭の中をよぎり、集中できない。我に返っては、自分の身体のラインを隠し、始終、相手の顔を直視しきれず、深く目蓋を閉じたり、顔を背けてばかりいる。

どうして?
ほろ酔い気分で、真夜中近くの寝静まる寸前の町を自転車で駆け抜ける。
24時間営業のスーパーの明り、スナックの陰鬱な灯り、横を走り去って行く車のライト。踏み切りの赤の点滅。

ワタシは死ぬまでずっとカッコ良く在り続けたいのだ。
そうだ、カッコ良く生きたいんだ。
The answer is blowing in the wind
 
答えは風に吹かれている。

そう、答えは夜風に吹かれていた。
by itsme.itsumi | 2005-05-22 01:05

by itsme.itsumi