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阿漕に30からも女というのなら。

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エゴスプリットし続ける自分も愛し、自我分裂快楽主義者としての自分を確立しよう。揺るぎ無い主義として。斜に構え心に浮かぶウタカタをしばし沈思黙考。音楽で清め文学に溺れる。どれもこれもホントの私。

赤い月。

こんばんは、ワタシ。のよーに、やっと自分の部屋に帰ってきたのである。
ママン達がようやく帰ってきてくれた。ネコからも解放。そして、金を請求しどうやらかんやらで人並みの生活が送れるってもんだわっ。

昨日も先生とコトリで睡眠は普段の3分の2だ。
やらねばいかんことは自分はホントにたっくさんあっるってのに、一向に進捗の兆しもみせず、どんづまりの状況下である。週末?ええっまた踊りにいく予定ですが、しかも連続で梯子みたくかなりクラバーにはまっている。どっぷりである。

ん…。やらないかんことが…。ここのアップもさぼるとすぐに一桁になってまうではないか!先生、コトリ、ワタシを解放してください。このままじゃ、ワタシは…ワタシはぁーーー…同然である。楽しいんだけれども。なんせ、ね、、歯止めがきかない性格だから。フットワークの軽さはワタシのトリエです。

自分の部屋。

ドアーを開けると、玄関中ゴミの臭いがする。溜め込んでしまっていた。大した用事はないが、ゴミを出すのが面倒であった。いつもの横着だ。

自分は一度、部屋に入ってしまうと滅多なことでは外出はしない。どんな欲求だって一度寝てしまえばなんとかなる。消滅してくれる。なくなってくれる。普段となんら変わらない身体に戻ってくれる。

部屋をでたらやたらと、住人に出くわす。だからイヤなのだ!

いずれも同じような、中産階級の頭の悪そうな顔をしたガキどもに。連れている人間も、大して代わり映えのしない白痴同然の。女にいたってはこれまたひどいもんで、このマンションの誰もが同化しまくって見分けがつかぬ。自分もいつかこの頭の弱そうな、足らなそーな中産階級の男女に同化し、埋没し、見分けがつかなくなってしまうのではないかと恐怖すら覚える。

殺意が芽生える。あの…頭の…悪そうな…中産階級のガキどもに…

イラついた頭で陰気な雰囲気を醸し出しながら、305の鍵を回す。すばやく。

自分の部屋には男の残した、自分とは明らかに違うたばこの吸殻が二つ。それをキッチンのゴミ箱にぶちこんでやると、いくらか気分がすっきりして嫌な蟠りが、少しだけ消えて部屋の空気に浮遊し、いつのまにか融合。ゴミの臭いとともに。

窓を開けると赤い月が。雲がかかったりしていてやけに不気味に空に張り付いていて、何かがおこるんではないか?それもものすごく恐怖な…でも何も起こらない。明日も日常がワタシを含め全人類に訪れるのだ。何か起こればいいが…。残忍に…。あるいは自分が巻き起こす。

あの…頭の…

自分に似た女を見かけたとのメールが入った。
が、間違いなくそれは自分とは違っていて。

そのドッペルはなんなんだろーか。不気味な予感はワタシに降りかかる前兆なのか?

あの…頭の悪そうな…中産階級の…

恐怖新聞が届いたりして。
はは、そんなんもんは存在しない。
キガタレイもいない。

赤い月は自分など監視してない。
誰の上にも存在するのだから。
怯える必要はない。
夜は万人に訪れるのだから。

あの…頭の…悪そうな…中産階級の…ガキどもを…

ぶちのめして。
ぶちのめして。
ガンガンにぶん殴って、トルチックしまくって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

失せろ。

思想のない奴らよ。
思考のない馬鹿どもよっ。

いや、キチガイは自分の方だ。
赤い月がそう思わせたのだ。
by itsme.itsumi | 2006-03-15 20:24

by itsme.itsumi