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阿漕に30からも女というのなら。

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エゴスプリットし続ける自分も愛し、自我分裂快楽主義者としての自分を確立しよう。揺るぎ無い主義として。斜に構え心に浮かぶウタカタをしばし沈思黙考。音楽で清め文学に溺れる。どれもこれもホントの私。

クルリとサトリと私とイツミ17

こう書いているだけで、フラッシュバックが起こる。
思い出すだけで、羞恥心と嫌悪で気分が悪くなって吐き気がするんだ。
忌まわしき思い出。

「アレ」が始まったのは何回目の治療からだっただろう。
その歯医者には小学校2年生の時から通い出したから「アレ」はそれから4年間にわたってずっと繰り返される事になる。

「私」は自分で勉強はデキナイ馬鹿だと思っていた。
クラスでも友達作りが苦手で、いつも一人でポツンといたことの方が多かった。
友達は年は違っても近所の子達だったし、その頃から自分の居場所がわかんなかった。
だから本の世界をすでに愛し始めていた。
初めて読んだ本はチェーホフの「桜の園」だったし、
近所のお兄さんが貸してくれるのは「エコエコアザラク」とか「恐怖新聞」とかオカルト系ばっかだった。黒魔術や呪いを信仰し始めたのもこの頃からだった。

「アレ」のこと魔術や呪いを好む小学生なんて、今思い返せばナンテ可愛げのない女の子だったか分かるだろう。
その頃には既に私は、他の子達とナニか根本的に違うものを抱え込んでいると漠然と感じてた。心の中に冷たい氷みたいなモノがいつもあるの。そんな感じ。
by itsme.itsumi | 2004-12-06 23:59 | ほっぽらかしの作品未満

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