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阿漕に30からも女というのなら。

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エゴスプリットし続ける自分も愛し、自我分裂快楽主義者としての自分を確立しよう。揺るぎ無い主義として。斜に構え心に浮かぶウタカタをしばし沈思黙考。音楽で清め文学に溺れる。どれもこれもホントの私。

ファッションの引導鐘

設計を担当した者の安易な発想が、丸窓、分かりにくい位置にあるエレベーター、空間効率の悪い階段などに表現される、当人にすりゃ奇抜、通常人から見りゃあ陳腐な外観の、しかしよく見るとところどころいかにも安手の材料・材質・施工・しかも、管理運営がきちんとされていないせいか、ペンキは剥落し錆が浮き建物全体が埃にまみれて薄汚れた集合住宅。

だいたいにおいて自分はメイキャップというものが嫌いである。長時間、鏡の前に座らされて身動きひとつ出来ぬもされことながら、大の男、それもいいおっさんが頭にピンをくっつけて白粉やら目ばりなどをぺちゃぺちゃやられているときほど親に背いてパンク歌手に成り下がったあ身の不幸、因果を嘆く瞬間はない。自分と同年代の男はみな、立派に学問を修め立派な会社に就職、いまや社会の中堅として部下の尊敬を一身に亨け何十億、何百憶の金を動かしているのである。それにひきかえ自分のこの様はなんだ?みっともない。身から出た錆とはいいながら、こんなことしなければ飯を食っていかれないというのは、まことにもって情けない、くち惜しい、ああ自分は、自分の人生は失敗であった。自分は六十になっても七十になってもこんなことをやっているのであろうか。早く死にたい。楽になりたい。

自分が二十年間に亘って、パンク歌手という、世の中をなめきったような、くそたわけな職業に従事しながらも辛うじて、世間の堅気の人と同様に米の飯が食えてきたのは、時間を守る、約束を守る、という金看板のお陰なのであって、これまでさんざん、あたら時間・約束を守らなかったせいで、没落・破綻してきた同僚を見てきた身としては遅刻だけはしたくない
by itsme.itsumi | 2005-02-14 23:15

by itsme.itsumi