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阿漕に30からも女というのなら。

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エゴスプリットし続ける自分も愛し、自我分裂快楽主義者としての自分を確立しよう。揺るぎ無い主義として。斜に構え心に浮かぶウタカタをしばし沈思黙考。音楽で清め文学に溺れる。どれもこれもホントの私。

カテゴリ:ほっぽらかしの作品未満( 28 )

ガムテープを購入し、早速、今日の虫女になる君に電話をいれる。

この虫女を捕獲するのには、大した言葉も金もかからなかった。

自分の通うクラブに行った時に偶然、見つけた女だった。一人で踊る女。誰ともつるまない感じ。なにより、あの踊りは明らかに自分は特別な人間だ!という意識がありありと伝わる。その勘違いも甚だしい、自分では個性のつもりかもしれんが、大体、こんな安酒が飲めるクラブで踊り狂う女になんてろくな奴はいないのだ。ただの淋しがり屋か、出会い目的か、まぁたまには本格的に踊ると言う純粋な目的のために訪れる連中もいることにはいるが、ほとんどいない。自分自分言ってる、ホントは薄っぺらは自意識しか持ち合わせない頭の弱い奴ら。馬鹿で低脳でマトモなやつなんかいないんだ、男も女も、それに俺だってそーなのかもしれない。自分だけは違うんだ!と思っていたとしても。

一人になった女は店の端でタバコを吸っていた。
何故、この女をマゾだと直感したのだろう。長年の経験か?落とせる自信が既にあった。俺は何気なく女の横の椅子に腰をかけ、同じようにタバコを吸いだした。吐き出されるタバコの煙は、クラブ中に散乱されて振りまかれる光で、赤や緑に色を染めながら空中に浮遊していく。更に日常的な空間からは遠い所にと離れて行き、非日常的な無機質なファックな空気が店中に充満していく。

「何か飲みませんか?」
紳士的な態度で俺は女に話しかける。その男を物欲しげな目!誰かに声をかけて欲しくって仕方ないその視線の動きを俺は見逃さなかった。
「ありがと、じゃー、マルガリーターを」

俺はバーカウンターに酒をもらいに行き、女にプレゼントした。女はやたらとお礼を言い、そして好意的な、目で俺を見つめるのだった。けっ、次会うときにはお前は虫女だから。そー思いながらも狙った女を捕獲する為に俺は自分を偽る。馬鹿な台詞を酔いに任せて吐き、一時間後には女は俺にもたれ掛かっていた。俺は女の髪をかき上げ耳をチェックし、手を握っては爪を凝視した。勿論、目が一番重要視すべきところであって、まぁそれは化粧とかマスカラでどーにでもなるもんだから、優しい口調で「俺、睫毛の長い女の子って好きなんだ」とかいい、睫毛の重要性を彼女にそれとなく伝える。女の好意的な気持に付け込む。これくらいでいいだろう。電話番号もメールもすんなり教えやがった。そして、彼女は週末が淋しいのと言った。
全てOKじゃん!?虫女げっと!
自分の快楽を満たす為に俺は何だってやる、レイプまがいの事だって。レイプまがいの事だって「プレイ」と相手が認識すれば犯罪じゃなく、逆に女達は身悶える、俺の経験上。

さて、後はこの女と昼間にあう口実を見つけなければ…

夜よりも虫女達は昼間に鑑賞してやるのがいいんだ。なんせあの昼間の光の中で、羞恥心を全開に発揮してくれる。
もしかしたら、それは俺と同じで演技なのかもしれないが。
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by itsme.itsumi | 2006-10-20 00:14 | ほっぽらかしの作品未満
久々の虫女ってことで、自分は相当な興奮状態にあった。

自分の家の近くに昔からある昔ながらのボロくしけた文房具屋に自転車で駆け込む。店の中には自分が当時小学生の時からすでにばばあでいた、あのばばあが変わらずに存在していた。ちょっと痩せたような気はしたけど。
店の中もほぼあの頃のままだった。ただレジの前がファンシーなキティーやピカチュウーなど俺らの小学校時代にはなかったキャラクターが溢れている一角があった。

小さな店の奥の方のだんだんと暗くなって、陰鬱な温度の下がってくるような別棟のような場所にそれはある。フツーに日常品として分類される。ただ、昔に比べて品質だとか色のバリエーションが増えたことは明らかだ。

直感的にあの女は黒が似合うだろうと思った。黒い虫…妄想していた、ガムテープを手に取りながら。ブラックエンジェルな睫毛、尖った耳、形の良い小さな爪。それ以外はテープで巻き上げてしまうんだから胸が垂れていようが穴がたれていようが関係ない。あとは怯えた眼差しで俺をみるかが問題だな。そう、一人小さな声でつぶやいた。ニヤリとしていたかもしれない。店番のあのばばあが俺と目のあった視線を交わした。

ガムテープの表に書いてある用途、梱包用だとかお引越しに最適だとかそんなのを一通り目をやり、俺は一番伸縮性のある比較的柔らかそうな黒のガムテープを5本買った。細いのを2本。太いのを3本。途中で足りなくなったら大変なことになるんで、ちょっと余るかもなと思いながらも5本ばばあのいるレジに持っていく。

俺は黒いガムテープを手に取ったときから既に勃起していて、ズボンのファスナーあたりがぱんぱんできついくらいだった。

店のばばあは気付いただろーか…どーでもいいことだが。
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by itsme.itsumi | 2006-10-17 23:29 | ほっぽらかしの作品未満
左の耳たぶから右の耳たぶまでばっちりガムテープで止めてやる。よくみるとこいつの耳は尖っていて、その耳はキュートだった。だから両耳に髪をそれぞれかけて耳先は見えるようにする。

塞がれた口からは不鮮明なあぶっとかかめてぇ~とかいう音が聞こえてくる。

もはや言葉ですらない。

だって虫だから、君は。声じゃなくて音に近いんだよ、それは。

呼吸のことをことを考えて、鼻は止めないでおくので、虫の呼吸に合わせて鼻の穴が広がったり閉じたりする。

俺の行動を怯えているようにみえる虫の目。大きく見開かれた両目の睫毛。その睫毛が化粧のせいで太く長く小さな羽根のように上下に動く。ブラックエンジェルが二匹…。降臨する。

ここまでくると俺は「時計仕掛けのオレンジ」のあの女を思い出す。あの女のように怯えきった目をする虫に俺はバイオレンスにトルチックしてやりたくなるが、そんなことはしない。

心の中でベートーヴェンが聞こえる気がする…。
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by itsme.itsumi | 2006-10-11 23:08 | ほっぽらかしの作品未満
虫に人格なんてねぇ。

ほら徐々に人間から虫に変態。

肌をガムテープで隙間なく巻いていく。足先からびっちりと寸分の隙間なく…

序に人格もこそぎとって行くというか。人間性の否定。

「いたぁーい」とか今、笑っているけど、オマエ、既に虫だから。

だから、黙れよ。

そっか、そーだ、こいつの口を塞いでやらねば。まだ、膝あたりまでしか巻き上げてないが、この声を消去させる方が先だ。

会話とか無駄だから。言葉とかいらねぇーから。

さっさと虫にしなければ!
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by itsme.itsumi | 2006-08-26 14:15 | ほっぽらかしの作品未満
虫のような女にしか自分は性的興奮を感じることができない。

女を虫の様に扱う。

グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグル…

隙間の出来ないように。

ツルツルと光が反射しそうなほどテラテラな…カブトムシとかカナブンとか。あんな肌をする女にしか自分は勃起すらできない。

だからオレは秘密を抱えて生きている。
金を払えばいくらだって、自分の思い描く様イメージする女を手に入れることは出来る。でも、それはしたくない。金を払った時点でオレの方が、下だ、侮辱されてる気になる。

かといって「虫」になってくれる女はそうはいない。分かっている。性癖だ。

自分の性癖に気がついたのはいつだったか?4,5年前のこと。何気なくレンタルビデオ店のアダルトビデオコーナーで手に取ったビデオを見てからだ。タイトルもずばり「虫女」。
以来、オレはその画ではないと、又はそれにかなり近いイメージでないとオナニーすらできないでいる。
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by itsme.itsumi | 2006-08-22 22:30 | ほっぽらかしの作品未満
ふと視点を変えると部屋に飾ってあるレコードの一枚が妙に気にかかった。
ジャケットの中の男が瞬きをしたようにみえた。
それに合わせて私も瞬きをしてみる。

目を開けるたびに視界の真中から斜めに切れ目の線が入って、その切れ目から上下に視界が次から次にちぎれていく。

さっきまでぼんやり眺めていた、あの進まない時計はアナログ式の時計なんだが、1分ごとに数時が捲られるのがおもしろくて、男に身体を触られるままに私は次の1分をずっと心待ちにしている。60秒ごとに聞こえる乾いた音。

目を深く瞑ると、私の頭の中が回り出した。ゆっくりと。目を瞑るたびにその速度は早くなってきて。目を開けると既に結構な回転、速度は上がる。

ドアーズのオルガンだけが頭に鳴り響く。

酔った。回転に。気分が相当に悪くなってトイレにかけこむ。

2時間前に食べたピザのトマトやレタスやほうれん草やジンやディタや色を変え、混ざって、一部は原型をとどめながら便器に垂れ流される。吐けるものスベテ吐いて、胃液まで吐いて涎を垂らし、涙をこぼしながら笑顔で男から渡された水で口をゆすぎ、残りの水を飲み干す。ミズ って コンナ に ウマカッタ ッ け?

トイレの闇が普段の夜の暗さの闇ではないんだ。
小さなトイレなのに、そこには無限大の広さを感じることのできる闇があって、コスモだっ、宇宙だわって、私はライカ犬が残された宇宙を思っていた。 
ワタシ だって ウチュウ に ヒトリ ボッチヨ と。アナタ と オナジ トコロ に イルワ と。

その闇がちょっぴり宇宙と違うのはなんだろ?
その闇には、千鳥格子の様に白い線が等間隔にはいり、闇を分けているんだ。

「決まったよ」と笑顔で私は言う。上出来な作り笑いで。涎をたらしながら。
「ガンギマリー」といって男は両手の人差し指で宙を指す。

時計をみると0147で、まだそんなに時間はたってなく。全然進まねぇーな、壊れてるんじゃないのかよ?ったく、うぜー。

買ってきたチョコレートがめちゃくちゃおいしくて、紙を剥ぎ、剥いでは食らう。

目を閉じるとまた、世界はグルグルと回りだし、私はもう一度トイレに駈けこむ。
無限に続く深い闇は畏怖すら私の記憶に呼び起こす。遠い過去?遥かなる未来?この深い闇を本能で怯える、求める、がそれでいて、懐かしいような。叩きこまれた恐怖はでも、現実の吐き気には決して及ばない。

さっき全部吐いたはずなのに…私の中からまだまだ垂れ流される嘔吐ブツ。何度も何度も奇怪な声をあげ、胸から搾り出す。かき集めて。
便器にはほうれん草の緑がこびり付いていた。
また、笑顔で微笑んで男から水をもらい、口をゆすぎ、残った半分の水を飲み干す。
冷たくて美味しいんだ、この水道水さえも、甘く、冷たく頭を冴えさせる。
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by itsme.itsumi | 2005-01-11 20:50 | ほっぽらかしの作品未満
エレベーターもない古びたマンションの一室のドアを開ける。
男の一人暮らしの部屋にいくという事は、それなりの覚悟は出来ている。
でも、私は、今日は男と寝るなんていう気分にはなれないでいた。

その部屋にきたのは訳が在った。今泉のカフェバーでラテンの音楽を楽しみ、盛り上がっていたのだが、全く酒で酔えなかった。それでもっと「音はまり」をしたいって私が言い出したからだ。

その男は自分の部屋に戻ってきても、帽子を取らないで居る。
実はハゲているのかもしれない。

慣れた手つきで小さなビニール袋の中から紅茶の葉みたいなのを取り出して、生け花に使う剣山のプラスチックで出来たようなやつを二つ使って葉っぱをくだく。

「こんなの普通に売っとったい」と聞くと
「道具を持つこと自体は違法じゃないからねー」とサラリという。

その葉っぱをチラシに移し、それからパイプに詰めこむ。

「オレ、すぐキマッちゃうから先やって」とパイプと火を渡される。
「どうやると?」と聞くと
「葉っぱに火をつけながら、大きく煙を吸い込んで肺の中に溜めてゆっくり転がす感じ」

大きく吸い込む。喉が痛いだけ。
男も続けざまに2回くらいそれを吸った。

とりあえず、音楽はドアーズってことで、ターンテーブルにかける。

「きたーカンビールが掴めなくなってきた。どう?集中してみて?音楽のワンフレーズが頭に深く突き刺さってうるだろ?」

言われたけど。私には解らないでいた。いつも自分の部屋で聞くクリスタルシップと何ら変わらないでいる。なかなか「キマ」らない。
時計を見ると0113で男は私に擦り寄ってきて触れたがっていた。
始発の0500まであと4時間もある。時間が全然進まないでいる。つまらねーしウザイ。
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by itsme.itsumi | 2005-01-10 23:39 | ほっぽらかしの作品未満
男の部屋の玄関のドアを開ける。出て行く。

雪が降っていた。隣のマンションにも雪が降り積もった。
何時の間に降り出したのだろうか?昨日、このドアを開けたときはまだ小雨だったのに。

化粧を落とさないまま、何時の間にか寝てしまっていた。
こんな日の朝帰りの寝顔はブサイクでみすぼらしいだろう。
剥げかけた化粧の女は哀れで哀しい。
少しでもと、取り繕うようにバックからサングラスを取り出す。

夜はまだ明けていない。

夜明け前、人なんて誰もいねぇだろなんて思っているのは間違いで、ホスト風の男や今時の格好をした男の子の3人組み、「これかわいく撮れてない」なんて女の子二人が携帯の画面をみてキャーキャー甲高い声でしゃべっていたり。何を待っているのだろうか?100m先から私の視界に入っている女は雪を凌ぐためだけに、風に打たれながらショップの店先に佇んでいる、ナニするわけでもなく、ずっと立っている。

とにかく、コイツらなんでここにいるんだろーって思うような時間すら、私の意志や疑問は皆無の介入と反して、人がウロウロしている。そんな街なんだ、天神は。

口の中が気持ち悪い。吐いてうがいして、お茶飲んだだけだし。暖かいお茶を飲むことばかり考えていた。出掛けに食べたロイズの生チョコが無性に食べたかった。

雪が降っていようがお構いなしに男と女とどちらともとれそうな人間と、オヤジとバカそうな年若の男とリーマンと婆様と犬と似たような格好でつるむ頭の足らそうな女共。盆暗またしても盆暗、或いは田分、またしても盆暗、盆暗、痴れモノとすれ違う。
誰一人として私は知った顔はない。
私はナニを欲しいのか。ナニをしたいのか?と問いたい。

男の部屋を出てスエードの手袋をする間、マンションの5階から空から舞ってくる雪を眺めていた。上から下に…上から下に…降り積もる。
ずっと眺めていると、ある時点から感覚がおかしくなる。
自分が上に上がって、ホワホワと上がっていくような錯覚に陥る。

でも一瞬にして、現実に戻される。
視点を切替えるだけで。
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by itsme.itsumi | 2005-01-10 20:23 | ほっぽらかしの作品未満
電車のドアが開く。
何時の間にかウツラウツラとしていたら駅に着いていた。寒さにやっと目が覚めてきて、改札の扉を潜り抜け、バス停で時間を調べる。
あと40分はバスねえーし、この雪だと遅れてくるだろー。

福岡はそんな街だ。雪が降るとすぐに交通機関が混乱するのだ。
0605の大晦日のこんな時間でさえ、こんな小さな駅ですら、降り続ける雪は、人、チャリ、バス、或いは車でグチャグチャになっている。誰が汚したんだ?
40分もバスを待つために、コンビニで時間をつぶす事なぞ、私にはできぬ。
雪が降り続こうと、25分かけて家まで歩く方がまだいいに決まってる。

今年、最後の雪になるだろー。薄暗い、ようやく明るくなりつつある中を、私はブーツで雪を踏み固めるように歩く。携帯でしゃべるスーツをきたオヤジとすれ違う、ご苦労なこった。
こんな日に、こんな時間なのに。こんな住宅街をだ。

私が望む足跡などない雪一面の白はナイ。存在しない。

私は誰かが歩いてきた足跡の横にピッタリと反対側に向かう自分の足跡をつけ続けた。

一つでも何かの跡が残された道をみていると、もう、どうでもいいだろ、オ前は汚れているんだから、私がもっともっと踏みつけて汚そうとも、大して変わりはねぇーだろと。
0と1は違う、が、1と100だって1000だって、ナンだって同じだろうよ。ただ0と1が違うだけだ。考えてみたけど、もう、寒くて雪を蹴散らしながらモクモクと歩く。マジでさみぃ。

ざけんじゃねーよ、うざってーんだ、つまんねーしよぉ、何くらってんだ、無関係だろ?不完全で不安定なだけだっつーんだよな。
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by itsme.itsumi | 2005-01-07 01:05 | ほっぽらかしの作品未満
家の白い門を開け、階段をノロノロと五段上がって、バックから鍵を取り出して、玄関のドアを開ける。
門も玄関のドアも鍵までも、雪のせいで冷たく凍え、凍てつく冷たさは痛みにまでもなっている。
家の前の小さな道でさえ、チャリや人の足跡で、私の足跡は更地に積もった雪を汚す初めての人にはなれないでいる。

0700前のこんな小さな住宅街の一角でさえ、降り積もる雪に第一番目の雪を汚す人間にはなれない。
どこもかしこも、何か或いは誰かが通りすぎ
私が、最初に「踏み込む地」なんて世界中の何処を探してもナイ。多分。おそらく。きっと。
どこもかしこも誰かの手に足にかかってしまっている。

私の生まれた時代が悪かったのだろうか?
舌打ちの一つでもくれてやる。
そうかもしれない。んなこと今更ヌカシタところで何一つ変わらねー。

玄関を開けちんたらブーツを脱ぎ捨てて、トツトツと階段を14段上がる。
上がりきって右手に私の部屋が在る。
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by itsme.itsumi | 2005-01-06 00:47 | ほっぽらかしの作品未満